これが一つ目のこだわり、「高い判断基準」です。ただ、いくら厳しい基準を設けても、それをクリアする良質な鹿肉がなければ返礼品を提供することはできません。弊社では、長い時間をかけて腕の確かな猟師さんとの関係性を築くことで、良質な鹿肉を仕入れることができており、この関係性は、どこにも負けないものと自負しています。
これが二つ目のこだわり、「猟師さんとの良好な関係性」です。高いハードルを設定し、良質な肉を提供し続けることが、お客様の信用に繋がっているものと感じており、多くのリピーターの増加につながっています。「まつのジビエ」では、家庭用の「for Kitchen」とペット用の「FOR DOGS」の2つのブランドを展開しています。
「FOR DOGS」は、若い世代の女性からの注文が多く、一度に1~2万円単位でまとめ買いされる方も多い鹿肉のドッグフードです。開発のきっかけは、私の12歳になる愛犬が、2年ほど前に食欲不振になったことです。通常のドッグフードをあまり食べてくれなかったため、鹿肉を原料に、約1年の開発期間を経て完成しました。
愛犬に与えたところ、ガツガツと食べ始め、みるみる元気になったので、満足のいく返礼品ができたと感じ、晴れて返礼品化したものです。現在でも、愛犬には自社製品を食べさせており、「FOR DOGS」で提供する返礼品は、愛犬が喜んで食べるものだけを選んでいます。
事業者の声 施設長の森下は松野町出身で、九州でラーメン屋を経営した後、33歳のころ松野町にUターンしました。従業員一丸となって日本一のジビエを目指しており、それができるのも、後押ししてくれる行政関係者や、良質の鹿肉を提供してくれる腕のいい猟師さんの協力あってのことだと思っています。
2022年2月、「まつのジビエ」は、令和3年度捕獲鳥獣利活用部門で農林水産大臣賞を四国内で初めて受賞しましたが、正に支えてくれる皆さんのおかげだと、ありがたく思っています。環境 松野町は、愛媛県の南西部にある山々に囲まれた小さな町です。
面積の84%が森林であることから、「森の国」と呼ばれています。「まつのジビエ」は、「森の国」の豊かな自然の恩恵を受けて作られています。また、私たちの加工施設では、どれだけ忙しくても毎日2時間は施設を掃除するなど、衛生面には特に気を配っており、「森の息吹」の商品は、一般的なスーパーで販売している精肉と比べ、5分の1しか菌がいなかったとの検査結果もあります。
命を無駄にしないとの思いから、施設内には鎮魂碑を建立しています。時期 私は、九州でラーメン屋を経営し、2013年の33歳のころ松野町へUターンし、偶然、ジビエ加工施設の求人を見つけて応募しました。始めた頃は、私も猟師さんもジビエに関しては素人で、食用ジビエの基準に満たせず、出荷できないこともありました。
猟師さんの信頼を得るため、私のレベルアップは急務でした。精肉の技術も独学で、始めた頃は、休みなしで鹿の本を数多く読み漁っては、知識を詰め込み、深夜まで作業する日々が続き、倒れて救急車で運ばれることもありました。試行錯誤の中、あるシェフから鹿肉を提供してもらえないかとの話があったことがきっかけで、シェフの要求を満たすため、肉の状態・形・質・梱包の仕方まで指導を受けたことで、シェフの話があってから、およそ半年後、すべての項目で合格をいただくことができました。
以前は、レストラン等への販売しかしていませんでしたが、3年ほど前から町内に直売所を設け、同時にインスタグラムも開設しています。2022年2月、令和3年度捕獲鳥獣利活用部門で農林水産大臣賞を受賞しました。これは、四国内初の受賞でした。
想い 「まつのジビエ」は、松野町の豊かな自然が育んだ国内最上級の鹿肉を、非常にシビアな管理体制のもとで返礼品にしており、自信をもって提供した返礼品のリピート率は90%を誇ります。ペット用ブランド「FOR DOGS」は、私の愛犬が喜んで食べるものだけを選んで返礼品化しており、大切な愛犬の健康が気になる飼い主さんにおすすめの返礼品です。
私の愛犬も、「FOR DOGS」で元気に過ごしています。今後も上質なジビエを提供し、「まつの」の名が世界に轟くよう頑張っていきたいと思います。