団らんの中で食べた羊肉はとびきり美味しく、ごちそうであり、ソウルフードだったと。大人になり、東御市で就職。肉牛の飼育、野菜の栽培、果樹の手伝いを含めて、色々な農作業に携わるなか、動物の飼育が一番好きな仕事だと気づき、どうせなら自分の牧場を作りたいと思うように。
そのような時に耕作が放棄されてしまった畑に出会い、この畑で東御市にない「何か」を作りたいと佐々木さんが考えたのは、飼育経験のあった牛ではなく、ひつじを飼うことでした。食材の宝庫である東御市で羊を育て、美味しい羊肉を生産すれば、より豊かな地域になると考えたという佐々木さん。
巨峰やシャインマスカット、信州プレミアム牛肉、八重原米、スイートコーンなどなど、東御市の自慢の食材のひとつにSASAKI FARMの羊肉が加わり、東御の食がさらに魅力的になってきています。SASAKI FARMの考え方 SASAKI FARMの羊の考え方の基本は、「羊の健康を第一に」。
そのために、3つの取り組みを行っています。1.飼料の考え方 羊の飼料は牧草のみで飼育したいと考えています。しかしながら羊たちの栄養状態を考慮すると穀類を与えながらの飼育せざるを得ないのが現状です。SASAKI FARMでは牧草を含む飼料の自給率をあげつつも、不足する栄養分は購入した飼料で補いながら羊の健康を第一に考え、羊肉になった時に美味しく価値のある状態になるように飼料を与えています。
2.ストレスの無い環境 放牧地と畜舎は羊たちが常に行き来できるようにしています。羊たちは放牧地や畜舎で自分の好きなように食事をし、雨の日や、暑すぎる日は、畜舎に入ったり放牧地の木陰で自由に休憩しています。羊たちがストレスの無い生活を送り、常にリラックスできる環境を整えてあげることが大切だと思っています。
3.健康状態のデータ化、安全・安心の保証 飼育者の感覚のみの管理ではなく、データ分析も行っています。羊の大きさの数値化や、血液検査を外部機関に依頼して実際の栄養状態を把握することにも務めています。より良い物を届けるために、良い点はさらに追求し、見直すべき点はすぐに改善策を考え実施しています。
今後も探求と挑戦、検証、安全・安心のための記録を行っていきたいと思います。SASAKI FARMの羊
【サフォーク種】 サフォーク種は顔と足が黒く、その他の部分が白い品種です。羊毛にも利用することはできますが、食肉用として飼育されていることが多く、羊の中では大型で成長の早い、日本でも一番多く飼育されている品種です。お肉の生産性が高いため、優先的に飼育しています。
【コリデールなど】 当牧場にはコリデール種やその他の品種が交配された雑種の羊が数頭います。サフォーク種以外の羊については羊の品種の理解を深めるために飼育しています。